は「えっ!?」
そう言葉を発した瞬間に様々な考えが頭をよぎった。
ドッキリだったとか?
のり子の芝居なのか?
大学の合格発表の知らせを聞いたときのような感覚。
簡単そうで実態がつかめない。
俺はのり子に聞いた。
は「居れんって・・・どういうこと?」
のり子は無言のまま。
は「・・・・」
こういう沈黙の時間って妙に全然関係ないこととか
考えてしまう。現実逃避の一種なのかも。
昨日の晩御飯だったり、はなじりJAPANの代表メンバーだったり。
のり子がか細い声で切り出した。
の「・・・フランス・・・いく・・・ねんよ・・。」
は「え?フランス・・?」
のり子は無言で頷いた。
は「それって・・・留学ってこと・・?」
のり子はもう一度頷いた。
は「いつ?どれくらいの期間?いやっ・・ちょ・・・待ってくれ・・・」
俺は脳内を整理しようと思った。
留学。大いに結構だ。俺も経験あるし、行ったほうがいい。
でも・・・・なんでや。留学することが決まっていて
俺に告白。離れ離れになることは分かっていたと思うけど・・・。
俺はもう一度のり子に聞いた。
は「のり子、いつから行くんや?」
しばらく考えるような間があって
の「来年4月・・・から・・」
は「いつまで行くんや?」
の「・・・あんな。ちょっとややこしいねんけど・・・・私今3回やん。来年4月から4回やけど、1年間向こうで勉強したら日本の大学の単位に認められるねん。だから卒業はできる。で、そのまま向こうの大学の修士に入れって教授からいわれてて・・・そうなると・3年くらい・・。」
3年・・・か。結構長いかも・・・。
あー、考えるんしんどくなってきた。
なんかどっと疲れが・・・・
は「・・・・・どうしても行きたいか?」
の「わからへん・・・どないしたらええか・・・ごめん・・・私この話教授に夏休み後に言われてずっと悩んでて、でも、はなじりがあきらめられんくて・・・で、クリスマス告白してうまくいけばフランスはあきらめよう、ふられたらフランスに行こう、って思ってた。ぶっちゃけ・・・こんなにすんなりうまくいくとは思ってなかったから、言いたいこと言ってフランスに行こうって気持ちの方が正直強かった。・・・でも・・・はなじりから離れたくない・・・今は。」
は「・・・うん・・・」
の「ごめん、こうなることは自分でわかってたんやけど・・・」
は「・・・・・いや、謝らんでも・・・ただ俺は今幸せやしこんな幸せが続けばなぁって思うし、そう願ってる。でも、のり子にはやりたいことやってほしいし・・・こんないいかた変やけど、1人の他人のために自分の夢とかあきらめてほしくないし、ましてや俺のためにフランスいかへんっていうのは・・・なんか嫌や・・。うれしいけど・・・のり子にはフランスいってやりたいこととことんやってくれた方が嬉しい。」
の「・・・はなじりは私おらんでいいの?」
は「そうじゃなくって!!!おってほしい!!フランスに行くな!!って言いたい・・・けどな・・・のり子の目の前に大きなチャンスが来てるのにそれを見逃して欲しくないんや!人間として大きな経験を積めるチャンスやぞ!?俺とおるよりはるかに大きいぞ!一時の感情に流されるな・・・。俺なんか・・・別に・・・ええやん・・・」
の「そんなん・・・いやや!!はなじりがよくても私はいやや!はなじりと一緒におっても成長できる!!だから・・いやや・・」
は「ええか!?行け!絶対に行け!お前に後悔してほしくない!」
のり子はぐったりした様子で泣きながら肩で息をしている。
すこしの間があってから俺は切り出した。
は「・・・俺には重過ぎる・・・もしのり子がフランスにいかへんかったら、のり子と一緒に居れるけど、フランスよりも俺をとったことがプレッシャーになるんや。嬉しいことやけど、はっきりいって俺には怖い。別に国と一個人を比べてるってことじゃないけど、俺はフランスにいかへんかったのり子の人生よりもっとええ人生を送らせてやらなあかんって思ってしまう・・・・。正直親とかお前の友達に顔あわせられへん。」
の「・・・・・ごめん・・・・そんな風に思ってたんや・・・私邪魔やね・・・はなじりの邪魔やね・・・。私なんかおらんかったらええんや・・・」
は「なんでそんなん言うねん!誰もそんな思ってないわ!」
の「・・・・・ごめん・・・・すぐすねてまうなww私」
は「・・・無理せんでええねんぞ。っていうかな、その返事いつまでなん?」
の「冬休み明けすぐ返事くれって教授に言われた・・・」
は「そっか・・・じゃあ、1週間ゆっくり考えろ。親とも、友達とも。ただ、これだけは言うとくぞ。俺は、のり子を応援しとるから・・ずっとな。」
の「ふふっwwありがとう。考える・・・わ・・」
〜1週間後〜
年始の仕事は気合がはいりませーん、なんて仕事をしてると
携帯が鳴った。
のり子からのメール
ドキドキしながらメールを開くと
「今日の夜会える?」
と一言だけ。
俺は仕事終わったら連絡すると返信した。
仕事中もずっとのり子のことが頭から離れなくて
悶々としていた。
7時になり店を閉めてすぐ店長にすぐ帰らせてもらう了解を得て
のり子に連絡した。
の「お疲れ様。とりあえず迎えにきて〜!」
は「はいはい。」
なんかいつもののり子に戻ってるwww
いいことだと思いたい・・・。
のり子の家に着き電話をすると玄関が開いて
のり子が出てきた。
は「????????????????!!!!!!!!!!!」
の「へっへー、似合う??www」
のり子はばっさり髪を切っていた。
超ボーイッシュ!で赤い感じの色に染めていた。
は「は、ははっ・・似合う・・・な・・・」
の「何そのリアクション!!もうちょっと気の利いたこといわれへんの?」
そういってポカーンとしている俺の頭をポンと叩いた。
は「だって・・・のり子・・・どないしたん!?」
の「ええから。話はあと。とりあえず○○(俺らがバイトしてたファミレス)いこー!!」
は「お、おう。」
そういって車を走らせた。
元バイト先に入ると
久しぶりの顔ぶれが
はなじりさん!はなじりーー!とみんな笑顔で迎えてくれた。
俺の後ろに連れているのがのり子とも知らず。
後輩の1人が要約気付いたようで
後「あれ!?のり子・・・さん?」
の「へへっ・・・ども・・ww」
バイト一同がワラワラと集まってきた・・・
おまいら仕事せーよ!!
俺とのり子は挨拶そうそうに
席に着いた。
飲み物を頼み終えると
俺はドキドキを抑えるためタバコに火をつけた。
は「で・・・?」
の「・・・・うん・・・行ってきます。」
は「・・・・行って来い!」
の「うん!だから、思い切ってみました!!www」
そういいながら髪の毛をクシャっとした。
は「www似合ってるで、かわいいww」
の「ありがとww」
俺はたばこをもみ消した。
は「フランスいったら、好きなようにしろ。好きなやつできたら恋しろ。たくさん泣いて、笑って大きくなって来いな。」
の「・・・・うん・・・私も3年も待って欲しくないから、はなじりもいい人みつけよ!ってか、出来ひんかwww」
は「うっさい!!wwおまえこそ俺みたいなええ男見つけられるかな〜」
の「・・・はなじりよりいいひとなんておらへんよ・・・」
は「・・・ありがと・・・」
の「でも、新しい第一歩!がんばってきます!あと・・・お願いがあるねんけど・・・」
は「何?」
の「出発するまで、恋人でいて欲しい・・」
は「・・・ww次進めんようなるぞww俺もお前もww」
の「いいねん。いっぱい思い出つくりたいから!」
は「わかった!」
〜3月18日〜
はなじりの家
は「明後日やんな?出発・・・」
俺はのり子の少し伸びた髪を撫でながら言った。
の「うん・・」
のり子は俺の肩に頭を乗せてきた。
は「がんばって来いよ!」
の「わかってるってwwwはなじり心配性やねんからww」
そういうとのり子は俺の唇を重ねてきた・・・・
完
みなさん、以上です。
最後までみてくれたかた、ありがとうございました。
これはほぼノンフィクションです。
多少脚色しておりますが、実話です。
ってか恥ずかしいです。
これからもはなじり、のり子の応援よろしくお願いいたします。
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